ブルターニュ回想2009/05/21 01:54:26

今日から東京日仏学院で、ブルターニュ祭が開かれているのだった。行きたいなあ・・・・とため息をついていたら、今夜はすっかり、ブルターニュ恋しの気分に押しつぶされそうになってきた。

わたしが、生まれてはじめて、海に入ったのは、
20年前、ブルターニュの海。

そう、あの人に連れられて・・・・、
ブルターニュのどこに行くかとも聞くことなく、
フランスワーズおばさんとその家族がひと夏を過ごすヴィラに、
わたしたちは合流した。

モルレーまで列車で行き、そこからCARANTECまで、どうやっていったのだろう、まったく覚えていない。バスか車、だったんだろうな。

初めて見る欧州の海の色は、、鮮やかなようでいて、時折り翳りをささやくような、深淵な青の世界だった。

わたしたちは毎日、海辺に行った。
カトリーヌが貸してくれた水着の上に、紺地に白い小さな水玉模様のフレアースカートを着たままで、私は海で戯れた。

わたしたちが滞在したのは、いったいどこだったのだろうとWEBの大海のなかを探しまわったけれど、おぼろげな記憶に残る建物の外観に、ぴったりと寄り添ってくるような建物はなかった。

引き潮のころ、歩いてわたった島。
楽しいけんかをしながら上った灯台。
紫陽花の咲き乱れる小径を上り、眼下に海を見渡し、静かにたたずんだひととき。

あの、紫陽花の小径を、もういちど訪ねたい。

あの人に、来年あたり、そういってみよう。
あの人は、CARANTECの道筋を、覚えているだろうか。

だめかな。
方向音痴だものね。

見知らぬ土地で、いつも方角を決めるのは私だったよね。
まるで、頭の中に、方位磁針でも入ってるようだね、って、あの人はただただ感心してたもの・・・・

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